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久しぶりに橋の間近へ

先週末から、タウシュベツ川橋梁へ向かう林道が通れるようになった。およそ半年ぶりにゲートの錠前を開ける。この辺り一帯がヒグマの生息地だけれど、やはり林道に入るときには一段と緊張感が高まる。

 

昨秋から冬にかけて、森の間伐がおこなわれたことで、だいぶ見通しがよくなった。木々のすき間を抜けて、朝日が見事に奥の方まで射し込んでいた。

 

湖底には冬の気配がわずかに解け残っているだけ。あと数日もたつと、氷も消えることだろう。たっぷり水を吸った土の湖底のぬかるみはまだ続きそうだ。

 

昨年の時点ではがれ落ちそうだった側壁の一部は、いよいよ浮き上がりが目立つ。もういつ落ちても不思議ではないけれど、あとどのくらい持ちこたえるのだろうか。

 

早朝は氷点下の寒さだった糠平湖も、日が昇るにつれて空気が暖まると、この時期ならではの心地よい気温になった。こんな朝には、流木に腰かけているだけで時間を忘れてしまう。

 

とはいえ、こうした気候がつづくことはなく、明日は雪が降るらしい。天気予報が当たれば、白く積もるほどまとまった雪になるようだ。


<タウシュベツ川橋梁が切手になりました>

 

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