タウシュベツ川橋梁

<タウシュベツ川橋梁の概要>

タウシュベツ川橋梁は旧国鉄士幌線(帯広―十勝三股、1987年廃線)に造られたコンクリートアーチ構造の鉄道橋。全長130メートル、高さ11メートル(※)、直径10メートルのアーチが11連なります。

 

この橋が立つのは、北海道河東郡上士幌町の北部、大雪山国立公園内の糠平湖畔。糠平湖が水力発電用の人造湖であるため、電力需要に応じて1年を通じて、その水位は大きく上下します。結果として、タウシュベツ川橋梁も1年を通じて水没と出現とを繰り返すことになるのです。

 

おおまかに、冬季は一貫して水位が下がります。その速さは1日におよそ20~30センチ。4月下旬頃に糠平湖は最低水位となり、この時期はタウシュベツ川橋梁の全体を見ることができます。

 

やがて雪解け水が湖に流れ込み、水位は徐々に上昇。年によって大きく異なりますが、6月頃から橋が水に浸り始め、秋の終わりに糠平湖が満水となる頃には、タウシュベツ川橋梁全体が水に浸かり、その姿を見ることはできません。

 

12月下旬、糠平湖が凍りつく頃になると再び水位が下降に転じ、1月初め頃、橋が再び氷上に現れます。

 

したがって、1年間のうちで橋を間近で見ることができるのは、糠平湖が結氷している1月中旬から2月下旬と、雪が消えてから橋が水没するまでに当たる、4月下旬から夏頃まで。タウシュベツ川橋梁がいつ頃水没するのか、その時期は降雪・降雨量や、電力需要に大きく依存しているため、年によって大きく異なります。


位置:北緯43度24分、東経143度11分。

※高い部分で。橋に勾配があるため、南北両端で高さが異なる。